前回は、コーヒー豆の一杯分の分量の決め方についてお話をさせていただきました。

そしてこちらでお話しさせていただくのは、2杯分以上を1度に入れる場合のコーヒー豆の量の決め方でございます。
※ 2杯目以降は、1杯分の分量を基準にするので、まだ読まれていない方は、「1杯分の分量」をご一読ください。

さて、皆さんは2杯目以降の分量は、単純に「1杯分×杯数」では無い事をご存知でしたでしょうか。

この「1杯分×杯数」の場合では、抽出量が増えれば増えるほど20%濃くなってしまい、ブラックでは飲み辛く、ミルクを入れるとカフェオレにちょうど良いコーヒーになってしまいます。

つまりコーヒー豆の量は、2杯分以上は20%減らすと1杯分で淹れた時と同じ濃さになります。

その計算方法は、

1杯分 × 杯数 × 80% = 必要量

ちなみに、単純な倍数との差は以下のようになります。

このように量が増えれば増えるほど濃いコーヒーを淹れてしまっている事が分かります。

お店で飲んだコーヒーはおいしかったのに、家で淹れるとおいしくない。
その問題の原因の一つが、この分量の間違いから起こる「濃すぎるコーヒー」。

グラムを測ったり、計算するのが面倒という方には、簡易的な次の方法をご紹介します。

下の写真のコーヒー計量スプーンは、ハリオのV60ドリッパーに付属されているものですが、これが優れものでございます。

この計量スプーンの内側にうっすら2本線が見えます。
これは、2gづつ差が出るようにという目印だということが説明書に書かれています。実はこの線の使い道は、2杯目以降の分量測るのにも役立ちます。ドリッパーの説明書にも書かれていません。

さて、実際に3杯分を1度に抽出する場合どのように測るかと言うと

1杯目 ⇒ すりきり一杯
2杯目 ⇒ 2つ下の線までの量(ここがポイント!)
3杯目以降 ⇒ 上から1つ下の線までの量

2杯目と3杯目以降の目盛りがややこしいですが、目分量で行う場合はこれで濃すぎるコーヒーになることは無くなります。
実際やってみると「こんなに減らしていいの~⁉」となりますが、ご安心ください。そして、お試しください。きっとおいしいブラックコーヒーを抽出する事ができると思います。

この簡易的な方法は、ハリオのV60ドリッパー付属の計量スプーンの場合ですが、2g単位の目盛り線がある計量スプーンであれば他のコーヒー器具メーカーであっても考え方は同じですので、お試しください。

それでは、次の話までお楽しみに!

≪ 19年3月28日 文章を修正しました。≫