マンデリンとキリマンジャロの豆が新しく変わりました。

Tanzania Kilimanjaro
タンザニア キリマンジャロ

こんにちは。いつもご利用ありがとうございます。

ホームページの更新が、滞ってしまい大変申し訳ございません。

しばらくコーヒー豆やドリップバッグを売切れにしないように焙煎作業で精一杯となってしまい、コーヒー豆をお求めになるお客様への対応を優先させていただいておりました。

この間に、取り扱うコーヒー豆の内容も変わりましたので、ご紹介させていただきます。

まずは、タンザニア・キリマンジャロの豆が変わりました。
新しい豆も優美な柑橘の爽やかさと、アフターテイストに力強い甘みが印象的なコーヒー豆です。

焙煎度合いは、ハイロースト(中煎り)で、冷めても酸味が嫌にならず最後までお楽しみいただける焙煎に仕上げています。

続いて、新しく豆の内容が変わったマンデリンをご紹介します。

Indonesia Mandheling
インドネシア マンデリン

マンデリンは、近年値上がりを続ける高級銘柄です。さらにコロナウイルス禍となり、状態の良いマンデリンほど高値となり、その価格に相応しいものを選びました。

力強い風味でありながら品の良い甘みが印象的で、スペシャルティークラスの中でもトップクラスのグレードで感じられる包み込むような温かみのあるコクに癒されます。

焙煎度合いは、フレンチローストに限りなく近いフルシティーロースト(深煎り)です。
当店の得意とする深煎りは、キレが良くスッキリとしていながら長く続くディープなコーヒーフレーバー。このマンデリンは、焙煎も少し工夫をしてフルシティーローストの爽快感とフレンチローストのディープなコクを共存させました。

ここからは「コーヒー豆知識」です。

深煎りがお好きなお客様は、上の写真を見て「おやっ?深煎り特有の油が表面に浮いていない?」とお思いだと思います。

これ、深煎りのコーヒー豆にはとても重要な事で、風味の質と保存期間に影響を与えるポイントです。
焙煎直後から油がにじむ深煎りは、焙煎直後から数日間はおいしいのですが、あまり日持ちしない印象があります。なぜかと言うと、コーヒー豆に過度の熱を与えすぎて油分が変質し粘度が低いサラサラした状態の為、表面に滲み出やすくなっており、空気に触れ酸化しやすくなり、悪い状態だと少し胃にクルようなコーヒーになってしまいます。

当店の深煎りも油分が表面に滲みますが、焙煎から3日目ぐらいから滲み始め6日目ぐらいで油分が全体を覆います。その油分は粘度が高く、トロっとしているため表面にとどまり風味の保存を助けます。
焙煎直後は、薄い印象があります。そして3日目ぐらいから飲みごろとなり2週間目ぐらいで風味の一体感と深味がピークを迎えます。そして、この間のエイジングの過程のどこをとっても楽しんでい頂けるコーヒー豆に仕上げています。

店頭で販売するコーヒー豆は、焙煎から一週間までのものを販売していますので、焙煎したてをお求めの場合は、スタッフにご相談ください。

社会が急激に動き始め、年末という事もあり皆様もお忙しくされていると思います。
そんな時こそ、気持ちを豊かにする良質なブレイクタイムをこころがけ、新年を迎えたいものです。